デラシネ（根なし草）の恋

今日は何処へ行こうかと迷ったものの、前回の結果に納得出来ず再び増沢へと向かう。一つ前にも書いたが、最近は何となく秋の気配が感じられるようになって来たので、結果はさておき（オイオイ）気持ち良く釣りが出来そうな気がしてスイスイと到着。家人を送ってからなので時刻は９時半頃、Ｏ合さんの車があった。早速車を停めて池に向かうと、へら師は対面私のほぼ正面辺りに１人とこちら側にはＯ合さん以外に咳払い、それにもう２人くらいが塩ビ管付近にいるようだ。数が少ないのは釣れていないからだろうか。荷物をいつもの場所に置いて、まずはＯ合さんに挨拶。まだ５投目くらいだと。このところはずっと厳しい状態が続いているのは間違いない。釣り座に戻り、さあ準備だ。ここでかなり迷ったが、特に奇をてらう事はせずにいつも通り底から入る事にする。竿は１１尺、餌は粘麩・夏・マッハ。あれっ、凪いでいた筈なのに風・波が出て来たぞ。急いで底を取って開始は１０時１分。底を２時間宙を２時間くらいかな。さて、前回もウキはじきに返し始めたが、あたりは遠かった。今日もそんなに状況が変わっているとは思えないので、厳しい釣りが予想される。実は来る途中の車中では凸まっしぐらの結果ばかりが頭をよぎっていたので、過ごし易い環境でもそんなに気持ちは逸らない。ただ、粘麩主体で作ったバラケは何となくいい感じ。それに引き換えグルテンはまたも軟らかめに出来てしまった。これが果たして持つものか。しかぁ～し、何とウキはじきに返し始めたではないか。これなら行けるに違いない。な～んて余裕ぶっこいていたのも最初だけ。風・波によって流されるとバラケも落ちてしまうのか、ウキの返しはなくならないのだが、あたりは出ないまま時間だけが過ぎる。と、時刻は不明だがＯ合さんの竿が曲がった！やられた・・・。前回も早い時間に竿を曲げられて焦りが出、それで調子が上がらなかったのだ（単なる言い訳ですが、何か）。その後Ｋさんが岡ジャミにやって来たが、Ｋさんが見ている前でもウキの動きはなくならず。ただ、合わせても合わせてもカラで、じっと手を見る。１回だけ瞬時掛かったが、それはバラシ。しかぁ～し、食い気味に合わせたら今度こそ掛かりました！Ｋさんも喜んでくれたが、それも束の間。♪海をみつめていた～　浜のキャバレーにいた～♪（上海帰りのギル）。Ｋさんはそれからじきに深場の方に行った。岡ジャミお疲れ様です。さて、気が付けば開始１時間を優に超えている。まさに前回の推移をそのままなぞるような展開に、凸まっしぐらはデジャヴなのか。しかもその後、凄い手応えのあたりでは何と両ハリスが飛んでしまうトラブル発生。ビックリしたなぁ、もう（古～っ！）。急いで交換するも、折からの白波で底取りを断念？そのまま打ってウキの馴染み具合で調整する事にしたが、やはり気になって湖面が多少でも穏やかになった時に取り直すと、何とほぼ合っていた。で、その後も何とかあたりを出すべくウキ下を弄りまくるが、虚しく１２時のサイレンを聞く羽目に。Ｏ合さんは１匹釣った時に愛用のウキのトップが折れてしまい、ウキを交換してからはさっぱりらしい。私の方は餌がまだあるので、予定時間をオーバーするのは確実でも何とか１匹をと餌を打ち続けると、バラケを練った両ダンゴもどきで１２時半頃にやっとあたりに合いました！しかも次の餌打ちでも食い気味の合わせで連荘！おそらくは時合のみ。でも両目が開いて嬉しかぁ。しかぁ～し、私のＧＴは２匹と相場が決まっているので、その後はただ餌を打つだけの展開となり、１２時４２分に餌を打ち終えた。結果、午前の部では実釣２時間４０分で２匹。前回とそんなに変わらない結果だ。もう止めようかな。宙にしてもおそらくは喜ぶべき展開にはならないだろうから。Ｏ合さんの様子を見に行くと、まだやるように言われたので、それでは仕掛けを替えるのも億劫なので底を続けよう。餌はα２１・わたグルの両グルで（宙ではありませんよ、念のため）大体１時間を目途に打ち切る量を作る。昼食を摂り、餌を作ってからトイレタイム。そして再開は１２時５６分。すると、何と言う事でしょう、じきにウキが動き出したではないか。最初のセットで打っている時にはグルテンで釣れなかったので、後半は是非ともと思って両グルにしたのだが、正解だったかも。しかぁ～し、これも合わせても合わせても掛からず。じっと手を・・・。ところが、何故かあたりに合ってしまい、途中まではかなりのグッドサイズだと思えたのにバラシでガクガクッ。すると、ウキの動きはバッタリ。が、１時半を過ぎる頃に今度こそのあたりで掛かりました！これは嬉しいの一語。こうなると欲がむくむくと出て来るが、ウキはそんなの関係ねぇ～っ！とばかりに沈黙を続ける。そして２時１４分に餌を打ち終えた。結果、午後の部では実釣１時間２０分弱で１匹。トータルでは実釣４時間で３匹。まさに凸スレスレか。へらの夏バテでこのような状態はしばらく続くと思われる。下手をすると本当に凸を食らうかも。片付け。奥の方では既にほとんどのへら師は帰ったようだ。片付けを終え、Ｏ合さんの様子を見に行くと、深場にＯ石さんがポツンと竿を出していた。聞くと宙で３匹出しているとの事。また宜しくと挨拶し、Ｏ合さんにも挨拶して車に戻る。今日は今までと違って汗まみれになるとか言う事はなかった。やはり秋めいているのだ。車に荷物を積み、帰って来たＯ合さんに再度挨拶してベイシアへと向かう私だった。
　
明日はやりませんよ、やらないと言ったらやりませんよ・・・
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